全くこの世の中理不尽なことばかり

何かというと、本日、同僚である後輩が亡くなったと連絡が午前中にあった。

彼は東日本大震災で被災し、家を流され仮設暮らしを半年前までやっていた。
半年前、家を建てましたとの話を聞いて、被災者である自分も自分のことのように喜んだ。
被害は彼の方が酷く、家は全損状態であった。

今年になって、子供も、幼稚園を卒業し、今年小学校に入学。

大災害を乗り越え、これから順風満帆に行くであろうと思っていた矢先に、
潜んでいた悪魔が彼に止めを刺すべく襲い掛かったのである。

3ケ月前、会社に来て、なんか腹の部分が重苦しい感じがするんだよねぇって言ってたので、
念のために病院行ってみろよと軽い気持ちで言ったものの、そこからが急展開過ぎた。

近くの個人病院に行ったらしいのだが、医者がレントゲンを見るなり青ざめたらしい。
急遽、近くの大きな病院で検査をしてもらいましょうとなった。

しかし、大きな病院は、ベッドがなかなか空かず、ようやく空いたのは2ケ月前、
検査をしたところ、当たらなくて良いものが当たってしまった。

医師はぼそっと言った。病名:胆管癌 ステージ4

治療の術を聞いたらしいが、成す術が無いと冷酷に言われたらしい。
それでも、生きる為に治療をするように掛け合ったという。

本当は、検査の結果を言われたら、連絡するという約束だったが、
その日、いつまで待っても連絡は来なかった。

休みの日を待って、病室を訪れてみると、病室で生気を無くした彼が佇んでいた。

近くに寄って、どうした?何かあったのか?と聞くと、彼は病名をぼそっと言うと、
人目もはばからず泣いた。

私は、返す言葉を失った。

気を取り直して、治療法くらいあるさ、今のこの世の中進化してるんだぜ?と言うと、
治療法が無いと言われたという、私は自分の軽率な言葉を恥じた。

余命1年と言われたが、たかだかそこから3ケ月。
享年42歳、早すぎる壮絶な人生だった。合掌。